波頭060
 

Ⅲ部 建造 34

港側目隠し次々と

 戦艦大和は1937(昭和12)年11月4日、広島県呉市の呉海軍工廠で起工されたが、その前年から同市内では「目隠し」が急に増えた。
 1936(昭和11)年のある日、呉海軍工廠の造船ドックに大きな屋根が取り付けられた。その屋根の両脇から網が垂れ下がり、ドック内をうかがうことができなくなった。続きを読む →

波頭059
 

Ⅲ部 建造 33

目隠し

 午前5時半に鳴る1回目のサイレンは「起こし」という。工員の妻に朝支度を急がせる。同6時半、2回目。工員に出勤を促す。広島県呉市にあったアジア有数の大軍事工場、呉海軍工廠の3ヶ所からサイレンが鳴り響き、軍都の朝が明ける。続きを読む →

波頭058
 

Ⅲ部 建造 32

ヨイジャナイカ

幕末の紀州藩(和歌山県など紀伊半島を所領)で下級武士の妻がつけてきた「小梅日記」に「ええじゃないか」騒動が繰り返し綴られる。小梅は1867(慶応3)年11月13日に知人から京都でまかれたというお札を見せられ、騒動の内容を日記に書いたが、その1週間後の11月20日、和歌山城下に飛び火した様子を描く。その後、小梅日記には12月で6日間、騒動を記す。特に11日からは3日間続く。
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