PROFILE

渡辺圭司 渡邊圭司 わたなべけいじ

渡辺圭司 略歴

1942年生まれ、東京都立青山高校、慶応大学経済学部卒、東京大学新聞研究所(当時)を経て、朝日新聞社入社。記者37年のうち地方記者30年。転勤14回、12市を回る。和歌山市、神戸市、北九州市・小倉、長崎県佐世保市、広島県呉市、京都府舞鶴市など。呉市赴任時は戦後50年の節目にあたり、当地で建造された戦艦大和を取材。明治開国以来、欧米技術を導入した成果の一つである戦艦大和が情緒的な特攻作戦で撃沈されるという「和魂洋才」の結末、「秘密」が技術官僚の歯止めを外し、その結果、戦艦大和を大艦巨砲の夜郎自大とした技術の在り方、制度となった特攻作戦に組み込まれた日本の若者の思い―といったテーマで「戦艦大和」の取材を続け、20年以上となる。